感覚運動活動期(発達年齢:~10か月まで)
感覚運動活動期とは
感覚運動活動期は、外界の対象に気づきそれに対してリーチングや把持・たたく・振るといった感覚的な操作をする段階です。定型発達児では10か月までの発達段階にあたります。
この時期の活動として、押す・動かす・振る・叩く等により光や音・振動などを発する教具を用いた活動を紹介しています。
教材一覧
振動音光フィードバック教具
ねらいと活動内容:
スイッチを押してその結果を感じ、因果関係の理解を促す。半球のボタンを押すと振動と音と光のフィードバックがある。
指導方法:
はじめは指導者がボタンを押し、音を聞かせ、子どもから手が出てくるのを待つ。子どもから手が出てきたら、指導者が音を鳴らしたまま、軽く手に触れさせる。子どもが自分で押すようになったら、指導者はスイッチから手を放す。
スライディングブロック(直線・曲線)
ねらいと活動内容:
手を様々な方に滑らせる動きを引き出す。
指導方法:
子どもの後ろから手を取り、円盤を溝に沿ってスライドさせて落とす。はじめは、穴に近いところを始点にし、右にスライドさせた後、枠を180度回転させてもう一度右にスライドさせる。左も同様にやったら、奥から手前、手前から奥のスライドも行う。
メーカー:
オリジナル
教材の作り方:
ぼこぼこ棒抜き
ねらいと活動内容:
引く動作の獲得を促す。棒が抜ける時に、振動と音のフォードバックがある。
指導方法:
子どもの後ろから手を取り、子どもの非利き手でタッパーを一緒に押さえ、利き手で棒を一緒に引き抜く。抜けたら、子どもと一緒にさしてみる。
メーカー:
オリジナル